【5月7日 AFP】サッカーノルウェー代表で通算110試合出場を誇るヨン・アルネ・リーセ(John Arne Riise)が6日、代表引退を表明した。

 イングランド・プレミアリーグのフラム(Fulham)でサイドバックを務めるリーセの代表引退発表は、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選の真っ只中ということもあり、母国で反響を呼んでいる。

 これまでプレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)、イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)、フランス・リーグ2のASモナコ(AS Monaco)でプレーしてきたリーセは、クラブと代表を兼務するには年齢を取り過ぎたとの考えを明らかにした。

 32歳のリーセは、「サッカー選手としてのキャリアの最終盤にかかってきた。あと4、5年欧州のクラブでプレーしたいという最後の目標をかなえるために、はっきりした判断を下さなければならない歳になったんだ。最高の状態を保つため、クラブに集中したいんだ」と声明を発表した。

 同国代表のエギル・オルセン(Egil Olsen)監督は「驚いた」としながらも、リーセの決断を尊重するとコメントしている。

 一部では、過小評価されているとリーセが感じていることが決断に至った理由の一つではないかと考えられている。リーセは先週、同国内のテレビ局に対し、2月に行われたウクライナとの親善試合で主将を下ろされたことに不満があると語っていた。

 2000年の欧州選手権以来、主要国際大会の出場を逃しているノルウェーはブラジルW杯の予選グループEで首位に立つスイスと勝ち点4差の4位につけている。(c)AFP