【4月24日 AFP】サッカー元ブラジル代表のロナウド(Ronaldo)氏が23日、約1年後に迫ったサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)について、優勝候補は母国のブラジルではなくスペインだとの考えを示した。

 2002年サッカーW杯日韓大会(2002 World Cup)でブラジルを優勝へ導いたロナウド氏は現在、6月から行われるコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)のプロモーション活動でスペインを訪れている。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)でプレーしたロナウド氏は、コンフェデレーションズカップ決勝の組み合わせがスペインと開催国ブラジルということになれば、翌年行われるW杯本大会へ向けては理想の前哨戦になると考えている。

 同氏はスペインサッカー連盟(Real Federacion Espanola de FutbolRFEF)の公式ホームページで、「スペインは世界の誰もがしたいと思う試合をし、欲しいと思う選手をそろえている。世界有数のクラブであるレアル・マドリードとバルセロナの選手を中心にしているし、今の時点ではコンフェデレーションズカップとW杯優勝の大本命だ。彼らは世界と欧州の王者だ」

「(コンフェデレーションズカップ)の決勝がブラジルとスペインの対戦になれば、誰にとっても見応えのある試合になるだろう。スペインの方がブラジルより上だけど、開催国だということがブラジルを後押ししてくれるはずだ」

 また、ロナウド氏は現在のスペイン代表について、自身もレアル・マドリード在籍時に指導を受けたビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督の影響が大きいと賞賛した。

「ビセンテ・デル・ボスケ監督の仕事ぶりと、あの人間味あふれるところが大好きなんだ。魅力的な人で、デル・ボスケ監督がチームを率いてくれたらどんな選手だってうれしく思うはずさ」

「しゃべるのも3分か4分で、1時間喋ったりはしない。選手を納得させるにはどうすればいいかを知っているんだ」

(c)AFP