【3月27日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は26日、22日に吹雪の中で行われた2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)北中米カリブ海最終予選の米国対コスタリカの試合について、敗れたコスタリカから出された再試合要請を退けた。

 FIFAはこの件について、「書簡の内容とW杯の規定に照らし合わせて検討した結果、規定で定められた、公式に異議申し立てを行うための条件を、コスタリカサッカー連盟(FEDEFUTBOL)は満たしていないことを確認した。従って、3月22日の試合結果はそのまま有効とみなされる」と声明を発表した。

 FIFAは、コンディション不良のためプレーが不可能と判断したチームは、チームの役員が審判団に対して書面でその影響について訴える必要があると規定している。また試合がすでに始まっていた場合は、チームの主将が対戦相手の主将とともに、審判に対して中止を訴える必要があるとしている。

 猛烈な吹雪に見舞われた米コロラド(Colorado)州デンバー(Denver)で行われた試合は、ピッチが厚い雪に覆われると、まるで冗談のような光景もみられ、コスタリカが0-1で米国に敗れた。

 エルサルバドル出身のホエル・アギラール(Joel Aguilar)主審は後半10分に試合をいったん中断したものの、続行可能との判断を下し、試合は最後まで行われた。(c)AFP