【3月27日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選は26日、各地で行われ、グループAではセルビアが2-0でスコットランドに快勝した。

 セルビアとスコットランドの一戦では、同日に降っていた雪がピッチにも積もったため、開始時間を遅らせるかどうかの協議が行われていた。しかし、スコットランドサポーターの一部がピッチの除雪作業を手伝ったことで、試合は無事に開催された。

 伝統のキルトの上に代表チームのジャージを着こんだスコットランドサポーターはシャベルを手にし、ピッチの雪を掻き出すなど現地の作業員を手伝った。

 グループAのセルビアとスコットランドには、試合前の時点ではどちらにもW杯本大会出場の可能性がわずかに残されていたが、試合はフィリップ・ジュリチッチ(Filip Djuricic)が2得点を挙げたセルビアが2-0で勝利を収め、敗れたスコットランドはかすかに残っていた本大会出場の望みを断ち切られた。

 ゴードン・ストラカン(Gordon Strachan)監督が率いるスコットランドは、予選5試合を消化した時点で1勝も挙げることができておらず、勝ち点2のグループ最下位でセルビア戦を迎えた。

 しかし、ジュリチッチに得点を許したスコットランドは予選4連敗を喫し、本大会出場の可能性は完全に無くなった。(c)AFP