【3月25日 AFP】サッカーブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督は24日、ロンドン(London)で行われるロシア代表との国際親善試合を控え記者会見に臨み、いまだベストな布陣を模索していることを認めた。

 自身2度目となるブラジル代表の指揮官に就任したスコラーリ監督だが、2月に行われたイングランド戦に1-2で敗れ、21日のイタリア戦では2-2の引き分けに終わっており、いまだ監督復帰後初勝利を挙げられていない。

 かつてイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いた経歴を持つスコラーリ監督は、6月に開催されるコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)、そして自国開催となる2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に向けてメンバーが固まっていないことを認めている。

 そのため、スコラーリ監督にとって本大会前の国際試合はすべてが重要な意味を持ち、ファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督が率いるロシア代表との試合でもテストが続けられる。

 24日に会見に臨んだスコラーリ監督は、「親善試合でチームに適切なシステムを見いだし、戦い方を見つけていく」と語っている。

「代表チームを率いて2試合しか戦っていないが、少しずつ良くなっていることに満足している。コンフェデレーションズカップが開催されるまでには60人以上のW杯代表候補を試すことになるだろう。コンフェデが終わるころにはメンバーが絞られているはずだ」

「まだ2試合しか戦っていないため、多くを語ることはできないが、われわれはまだ全体を整理している段階だ。システムや戦い方が決まれば、各ポジションに合った選手を配置する」

「25日の試合ではうまく機能しそうな選手と、コンフェデレーションズカップに招集する可能性のある選手を起用する」

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