【3月22日 AFP】オーストラリア・Aリーグのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(Western Sydney Wanderers)は22日、元日本代表の小野伸二(Shinji Ono)との契約を1年延長したと発表した。

 日本代表として56試合に出場し、W杯に3度出場している小野は、現在Aリーグ首位のワンダラーズでプレーすることを楽しんでいると語り、同リーグで2シーズン目を迎えることを望んでいると話した。この契約延長はクラブにとって追い風となる。

 ワンダラーズを「自分にとっては家族のようなクラブ」と語る小野は、声明の中で「このクラブを愛しているし、ここでもっとサッカーをやって、チームが今シーズンよりも良い成績を残せるようにしたい」とコメントした。

 さらに、加盟1年目にしてリーグ首位に立つワンダラーズで、いまだ成し遂げてないことがあるとも語る。

「素晴らしいシーズンを過ごしているけど、まだやることがあるし、その役に立ちたい。今シーズンが終わったら、来シーズンに向けてチームとできる限りの調整に臨む」

 ワンダラーズのトニー・ポポビッチ(Tony Popovic)監督は小野について、とても優秀な選手であり、チームにうまく溶け込んでいると賞賛の言葉を送った。

「毎週、我々はシンジの創造性と技術という才能を目の当たりにしている。シンジは来シーズンに向けたチームを構築する中で、かけがえのない存在。彼が契約を更新したことを、とても喜ばしく思っている」

 同じくAリーグでプレーする元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)も2月に自身の所属するシドニーFC(Sydney FC)との契約を更新している。(c)AFP