【3月5日 AFP】デンマークサッカー協会(Danish Football FederationDBU)は4日、飲酒運転で逮捕された同国代表のニクラス・ベントナー(Nicklas Bendtner)を6か月の出場停止処分に科すと発表した。

 現在イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)からイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)にレンタル移籍されているベントナーは3日早朝、コペンハーゲン(Copenhagen)市内中心部の道路を逆走して検挙され、警察署に連行された。

 DBUは、「ベントナーを6か月の謹慎に科し、代表選手としての今後についてよく考えるよう促した。当協会は全ての選手がプライベートな時間を持つ権利を尊重するが、公での振る舞いについては国の代表としてそれなりに守るべきルールがある」と声明を発表している。

 トラブルメーカーとして知られるベントナーは、2012年のサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2012)の試合でゴールを決めた後、ピッチでオンライン・ブックメーカー(賭け屋)の企業名が書かれた下着を見せ、高額の罰金を欧州サッカー連盟(Union of European Football AssociationsUEFA)に科された。

 現在ベントナーは大腿部の負傷で戦線から離れており、昨年12月17日以来試合には出場していないが、今回の処分により、22日の敵地でのチェコ戦を含む、2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選の重要な試合に出場することが不可能となった。

 デンマークは現在W杯の欧州予選を3試合終えた時点で勝ち点わずか2と出足でつまずき、勝ち点10でグループ首位に立つイタリアに大きく離されている。(c)AFP