【2月14日 AFP】サッカーフランス代表の選手が、未成年に対する買春について捜査対象になっていることが明らかになった。

 フランス司法当局の関係者は13日、万引きで逮捕された未成年の少女の携帯電話から選手の名前が見つかり、またその少女の経歴に基づいて捜査が妥当と判断された事から、予備調査が開始されたとAFPに明かした。

 選手の名前は当局の守秘義務にのっとって現段階では公表されなかったものの、今後本格的な捜査が行われることになれば、選手の身元が表面化するとみられるている。

 同じフランス代表のフランク・リベリ(Franck Ribery)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)も2008年と2009年に16歳の少女を相手に金銭を支払い性行為を行った容疑で、現在裁判の開始を待っている。売春に関与したザヒア・デハール(Zahia Dehar)さんは、リベリとベンゼマが当時自分が未成年だった事を知らされていなかったと証言している。

 フランスの法律における性的同意年齢は15歳ではあるが、18歳未満に対する買春は、成人に対するそれよりもはるかに重い罪となる。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するリベリと、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するベンゼマには、最大3年の禁固刑、または罰金4万5000ユーロ(約570万円)が科される可能性がある。リベリ、ベンゼマ以外に6人もが起訴されている裁判は6月に予定されている。(c)AFP