【2月8日 AFP】サッカー2013アフリカネイションズカップ(2013 The Africa Cup of Nations)の主催者は7日、前日行われたガーナ対ブルキナファソの準決勝を裁いたチュニジア人のスリム・ジェジジ(Slim Jdidi)主審を活動停止処分にしたと発表した。

 ブルキナファソは、この試合でジョナサン・ピトロイパ(Jonathan Pitroipa)に提示されたレッドカードに対する不服申し立てを行った。

 その数時間後、アフリカサッカー連盟(Confederation of African FootballCAF)は、「より優れた基準を期待していた。ピトロイパの件については8日にミーティングが行われる。組織委員会には審判の判定を覆す権限はないが、主審がマッチリポートで過ちを認めれば、その限りではない」と声明を発表し、ピトロイパの決勝進出の可能性はジェジジ氏の提出するリポートに委ねられるとした。

 今大会2得点を挙げているピトロイパは、ガーナ戦の延長後半12分に敵陣ペナルティーエリアで実際は相手DFに倒されたにもかかわらず、ダイブと判定され退場処分となった。

 ブルキナファソ側はこの退場処分以外にも、PKが与えられるべき場面での主張が却下され、有効と思われたゴールが認められなかったな部分をジェジジ主審のミスと考えており、申し立ては認められるだろうと期待を寄せている。

 ブルキナファソのチーム関係者は、「なぜだか分かりませんが、あきれた判定が多くありました。奇妙なことに、選手たちは我々(チーム上層部)よりも良い反応を見せました。主審が不利な判定をするのは、自分たちが強いということだと言い出したのです」とコメントしている。

 判定がこのままの場合、ピトロイパは10日に行われる決勝に出場することができない。(c)AFP