【2月7日 AFP】サッカー国際親善試合は6日、各地で行われ、イングランドが2-1でブラジルに勝利した。

 イングランドが23年ぶりにブラジルを破った一方で、W杯通算5度の優勝を誇るブラジルは、指揮官に復帰したルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督の初陣を勝利で飾ることができなかった。

 ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた試合でアシュリー・コール(Ashley Cole)が代表100キャップを記録したイングランドは、序盤にGKジョー・ハート(Joe Hart)がブラジル代表に復帰したロナウジーニョ(Ronaldinho)のPKをセーブすると、前半26分にはウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が先制点を挙げた。

 後半開始早々にギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)のミスからブラジルのフレッジ(Fred)に同点ゴールを許したイングランドだったが、迎えた後半15分、ケイヒルとチェルシー(Chelsea)で同僚のフランク・ランパード(Frank Lampard)が決勝点を挙げ、チームを勝利に導いた。

 ロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督率いるイングランドは、今回の勝利で3月に控えた2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選、サンマリノ戦とモンテネグロ戦に弾みをつけた。

 一方、自国開催となるW杯で6度目の戴冠を目指すブラジルは、スコラーリ監督が率いるチームの陣容の見直しを迫られることになりそうだ。(c)AFP/Tom Williams