【2月6日 AFP】サッカーイングランド代表のロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は、6日に行われるブラジル代表との親善試合でイングランド史上7人目の代表100キャップがかかるアシュリー・コール(Ashley Cole)を先発で起用することを明言した。

 32歳のコールは、 ピーター・シルトン(Peter Shilton)、デビッド・ベッカム(David Beckham)、ボビー・ムーア(Bobby Moore)、ボビー・ チャールトン(Bobby Charlton)、ビリー・ライト(Billy Wright)、スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)に続き、イングランド代表として100試合にを出場することになる。

 現在チームの主将を務めるジェラードは、2012年11月に行われたスウェーデンとの親善試合で代表100キャップを達成しており、ジェラードとコールは6日の試合前にキャップを受け取ることになっている。

 ブラジルとの親善試合にコールが出場するか問われたホジソン監督は「彼は先発する」と答えた。

「スティーブンとコールが一緒にピッチに立つ事が重要。彼(コール)は先発出場するが、レイトン・ベインズ(Leighton Baines)については考えなければならないね」

 またホジソン監督は、コールが主将としてチームの先頭に立ち、ピッチに入場するのではないかという憶測を否定した。

 記者会見でホジソン監督は、「主将以外の選手にチームを先導させる理由がない。アシュリーはピッチ上でリーダーシップを発揮する選手だ。主将になって目立とうとすることはなく、主力選手としての立場に満足している。彼が6日の試合でスティーブンからキャプテンマークを奪おうと考えるはずはない」と語った。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するコールは、イングランド代表のサポーターから常に人気を集めている選手とはいえない。しかし、ジェラードはコールが代表で残した功績は尊敬に値すると語っている。

 リバプール(Liverpool FC)に所属するジェラードは、「サポーター達は、過去12年間にアシュリーがどれだけの義務感と情熱を持ってイングランドに貢献してきたかを知るべきだ。彼はイングランドに成功をもたらすため、その全てをささげてきた。彼は称賛されるにふさわしい選手だ」と語った。(c)AFP/Tom Williams