【1月23日 AFP】サッカーブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督は22日、2月6日に英ロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われるイングランドとの国際親善試合に向けて代表メンバー20名を発表し、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のアトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro)のロナウジーニョ(Ronaldinho)が代表復帰を果たした。

 また、マノ・メネゼス(Mano Menezes)前監督体制下では代表落ちしていたイングランド・プレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)のGKジュリオ・セザール(Julio Cesar)も今回再び召集がかけられた。

 一方、今回の代表メンバーにはチェルシー(Chelsea)に所属するダビド・ルイス(David Luiz)、ラミレス(Ramires Santos do Nascimento)、オスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)の3選手が選出されたが、スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)所属のカカ(Kaka)は外れている。

 2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に向け準備を進めているスコラーリ監督は、ブラジル代表には地元で優勝するという選択肢以外ないということを熟知している。

「ブラジルで開催される2度目のW杯で我々は勝つことを前提とされている。それが我々にかけられているプレッシャーだ。ブラジルは大きな経済負担をかかえてまで大会開催に臨んだ。我々もこのチャレンジを受けて大会に臨む」とコメントした。

 2012年11月に再び代表指揮官に就任したスコラーリ監督は、2002年サッカーW杯日韓大会(2002 World Cup)でブラジルを通算5度目優勝に導いた。またポルトガル代表を2004年のサッカー欧州選手権(UEFA Euro)では準優勝、2006年W杯ドイツ大会(2006 World Cup)ではベスト8に導いている。

 初めて開催国をつとめた1950年大会でブラジルは、ウルグアイに決勝戦で敗れている。(c)AFP