【1月11日 AFP】韓国・Kリーグの水原三星ブルーウイングス(Suwon Samsung Bluewings)は10日、ドイツ・ブンデスリーガ2部のケルン(1. FC Cologne)から獲得した北朝鮮代表の鄭大世(Jong Tae-Se、チョン・テセ)と正式契約を結んだことを発表した。

 クラブと3年契約を結び、Kリーグでプレーする4人目の北朝鮮国籍の選手となった鄭大世は会見で、「ドイツでの経験を水原のリーグ優勝のために活かしていきたい」とコメントした。

 また、リーグ戦で15ゴールを狙いたいと明言した鄭大世は「その目標を設定した理由は特にない。勝つチームのストライカーはそれぐらい決めるものだと思った。ストライカーだが、監督から言われればそれ以外のポジションでもプレーする」と語った。

 2010年に行われたサッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)にも出場するなど、北朝鮮代表として28試合で15得点を挙げている鄭大世だが、同年にドイツに移籍して以降はクラブでの活躍は激減する一方だった。

 水原三星はKリーグで最も人気のあるクラブのひとつで、1995年のクラブ創設以来4度のリーグ制覇を果たしているが、2008年の優勝を最後にリーグ王者の座からは遠のいている。(c)AFP