【12月6日 AFP】サッカー、12クラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)の開幕を控え、国際サッカー連盟(FIFA)のジェローム・バルク(Jerome Valcke) 事務局長は5日、同大会で導入される「ゴールライン・テクノロジー(GLT)」について、審判は使用を拒否したり、結果を却下することができると語った。

 「ホークアイ(Hawk-Eye)」と「ゴールレフ(GoalRef)」の2種類のGLTが、チェルシー(Chelsea)やコリンチャンス(Corinthians)などのチームが世界一を決めるクラブW杯の全8試合で使用される。

 バルク事務局長は東京で行われた記者会見で、「ゴールライン・テクノロジーについては審判に決定権があります。審判が疑問を抱いた場合、『まだこのシステムを信頼できない』と言う権利があります。審判が最も重要な人物であるということです。審判が最終決定権を持つのです」とコメントした。

 2012年7月、ルール改正を協議する国際サッカー評議会(International Football Association BoardIFAB)は、クラブW杯やコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)、そして2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でGLTを導入することを決定していた。

 クラブW杯は6日、横浜国際総合競技場(Yokohama International Stadium)で行われるJリーグ1部のサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)とニュージーランドのオークランド・シティ(Auckland City FC)の一戦で幕を開ける。(c)AFP