【11月25日 AFP】マノ・メネゼス(Mano Menezes)監督が解任となったサッカーブラジル代表の新指揮官候補に、スペイン1部リーグ、FCバルセロナ前監督のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏が急浮上した。24日、ブラジルの国内紙が報じた。

 ブラジルのスポーツ紙ランス(Lance)の創業者にして会長のワルテル・ディ・マットス・ジュニオール(Walter de Mattos Jr)氏は、グアルディオラ氏と親しい匿名の人物の談話として、「ブラジル代表の監督であれば、機会があれば明日にでも仕事を始める用意がある」との言葉を紹介し、今夏FCバルセロナの監督を退任したグアルディオラ氏とブラジル代表監督就任を結びつける記事を掲載した。

 2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)開催国のブラジルは23日、大会まで18か月を切った段階でメネゼス監督を解任し、現在は後任人事に着手している。情報を提供した上記の人物は、グアルディオラ氏なら、サッカーW杯で5度の優勝を誇るブラジル代表で十分な仕事をするだろうとコメントしている。

「グアルディオラをセレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)の監督にしたら、チームはブラジルW杯で優勝できる。ブラジルサッカー連盟(Brazilian Football ConfederationCBF)の会長にそう伝えてくれ」

 同連盟は、8月のロンドン五輪でメキシコに敗れ金メダルを逃したメネゼス氏の後任について現在選定中としている。

 新監督は、1月からの就任ということになれば6カ月間でチームを形にし、本大会のリハーサルを兼ねて行われるコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)で戴冠を目指すことになる。(c)AFP