【11月21日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)からの退団を表明したデビッド・ベッカム(David Beckham)が20日、記者会見を行い、引退説を否定した。

 「ギャラクシーでの6年間の挑戦に幕を下ろす決断をしたベッカムは、「今後については刺激的な選択肢がいくつもあるけど、その中に引退というのはないよ。今すぐ辞める気はまったくない」と(自身の)進退についてコメントした。

 ベッカムは会見で、「引退だなんて言う人もいるけれど、僕自身はまだプレーで貢献できると考えているし、選手としてもう一度挑戦したい気持ちが自分の中にある。37歳だけどまだまだ高いレベルでプレーできるはずだ」とコメントした。

 イングランド代表で主将も務めたベッカムはまた、今後については未定としながら、12月1日に行われるMLSカップ(MLS Cup 2012)のヒューストン・ダイナモ(Houston Dynamo)戦では有終の美を飾りたいと決意を示した。

 さらにベッカムは、来シーズンはMLSでプレーすることはないとしたものの、家族はカリフォルニア(California)での生活を気に入っており、少なくとも当地での暮らしは続けるつもりだと明らかにしている。

「どこへ行くかはまだ決めていない。ここに残るかもしれないし、ヨーロッパにいる時間が今より長くなるかもしれない。いずれにせよ、ギャラクシーでのキャリアは1日の試合が最後になる」

 W杯出場3回を数えるベテランのベッカムは、退団を決めたのはスパイクを脱ぐ前に最後の挑戦をしたかったためだとし、次の所属先については「12月後半か、来年になるかもしれない」とクリスマス前後に明らかにする可能性を示した。

 ギャラクシーでベッカムは、11シーズンのMLSカップ(MLS Cup 2011)優勝に貢献した。

 連覇を目指すベッカムとギャラクシーは、前年に1-0で勝利したダイナモと、本拠地ホーム・デポ・センター・スタジアム(Home Depot Center stadium)でMLSカップを戦う。(c)AFP