【11月19日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は18日、プレーオフのカンファレンス決勝が行われ、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)とヒューストン・ダイナモ(Houston Dynamo)がMLSカップ(MLS Cup 2012)に進出した。

 西カンファレンス決勝でシアトル・サウンダーズ(Seattle Sounders)と対戦したギャラクシーは、この日の第2戦には1-2で敗れたものの、2戦合計を4-2として、連覇を目指すMLSカップに臨むことになった。

 一方、11シーズンのMLSカップ(MLS Cup 2011)でギャラクシーに敗れているダイナモは、敵地ロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアム(Robert F. Kennedy Memorial Stadium)での東カンファレンス決勝第2戦でD.C.ユナイテッド(D.C. United)と1-1で引き分け、こちらも2戦合計4-2で勝ち進んだ。

 11日に行われた本拠地での第1戦に3-0で勝利していたギャラクシーがMLSカップ進出をほぼ手中に収めていたが、素直に引き下がるわけにはいかないサウンダーズは序盤からチャンスを作ると、前半12分にエディ・ジョンソン(Eddie Johnson)の得点で先制した。

 その後も雨の中で声援を送り続けるファンの前で攻勢をかけ続けたサウンダーズは、前半に追加点を決めることはできなかったものの、後半12分にコーナーキックからザック・スコット(Zach Scott)が得点して2戦合計で1点差に詰め寄った。

 しかしその約10分後、マーク・ガイガー(Mark Geiger)主審がギャラクシーにPKを与える判定を下すと、アイルランド代表のロビー・キーン(Robbie Keane)がこれを落ち着いて決め、余裕が生まれたギャラクシーはそのままのスコアで試合を終わらせた。

 一方、ワシントンD.C.(Washington D.C.)での東カンファレンス決勝第2戦でダイナモは、ブラッド・デイヴィス(Brad Davis)のパスにオスカル・ボニエク・ガルシア(Oscar Boniek Garcia)が合わせて先制点を挙げた。

 この失点で2戦合計3点のビハインドを背負ったD.C.ユナイテッドは、最後の望みをかけて11シーズンの最優秀選手(MVP)ドウェイン・デ・ロザーリオ(Dwayne De Rosario)を後半17分に投入したが、9月のカナダ代表での試合で膝を痛めて以来欠場が続いていたロザーリオは魔法をかけることができず、D.C.ユナイテッドはブランコ・ボスコヴィッチ(Branko Boskovic)の終盤の得点でこの試合を引き分けるにとどまった。

 レギュラーシーズンの成績ではギャラクシーがダイナモを勝ち点で上回っているため、12月1日のMLSカップはギャラクシーの本拠地ホーム・デポ・センター・スタジアム(Home Depot Center stadium)で行われる。同スタジアムで行われた11シーズンのMLSカップでは、ギャラクシーが1-0でダイナモに勝利している。(c)AFP