【11月17日 AFP】18カ月間の国際試合出場停止処分を受けたU-21フランス代表のヤン・ムヴィラ(Yann M'Vila)が、この決定に不服を申し立てることが明らかとなった。

 フランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennes FC)に所属するムヴィラは、U-21欧州選手権2013(UEFA European Under-21 Championship 2013)予選の重要な試合の合間に夜間外出禁止令を破ったとして、フランスサッカー連盟(French Football FederationFFF)から8日に長期の出場停止処分(2014年7月14日まで)を受けた。

 同連盟は、北部の港町ルアーヴル(Le Havre)からパリ(Paris)のシャンゼリゼ(Champs-Elysees)の繁華街までタクシーで出かけた首謀者をムヴィラと断定し、行動を共にした他の4選手には2013年12月31日までの出場停止が言い渡されている。

 チームはその前日に行われた本大会出場決定プレーオフの初戦でノルウェーを1-0で下したが、アウェイでの第2戦では5-3で黒星を喫した。敗退が決まり、U-21代表監督が解任されている。

 ムヴィラの担当弁護士は「不服申し立てを行う決定がなされた。来週頭にも書類が送られるだろう」とコメントした。

 22歳のムヴィラは既にフル代表でも22試合に出場しているが、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)準々決勝のスペイン戦で交代時に当時監督だったローラン・ブラン(Laurent Blanc)氏との握手を拒んだことで既に厳重注意を受けていた。

 処分を受けた他の選手は、レンヌのクリス・マヴィンガ(Chris Mavinga)、トゥールーズ(Toulouse FC)のウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)、スペイン1部リーグ、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)のアントワーヌ・グリエスマン(Antoine Griezmann)、イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)のムバイエ・ニアン(Mbaye Niang)となっている。(c)AFP