【10月17日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選は16日、各地で行われ、グループIのスペインとフランスは1-1で引き分けた。

 フランスはアーセナル(Arsenal)所属のオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が試合終了間際にヘディングシュートを決め、土壇場で引き分けを掴んだ。

 一方、W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)と欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)を制しているスペインは、前半25分にセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)の得点で先制したものの、後半はスペインらしからぬ不安定な内容を見せた。

 好機がほとんどなかった試合でフランスは、前半にセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)のPKを守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)がセーブしたことで、試合に踏みとどまった。

 この引き分けで、スペインが2007年以降のW杯予選で遂げていた驚異的な24連勝の記録がストップすることとなり、両国は勝ち点7で並んだ。

 スペインはアトレティコ・マドリード(Atletico Madrid)の本拠地ビセンテ・カルデロン・スタジアム(Vicente Calderon Stadium)ではここまで9戦無敗だったが、この試合では最後まで苦戦を強いられ、フランク・リベリ(Franck Ribery)の左からのクロスをジルーに決められた。

 リベリは試合を通じて危険な存在となり、とりわけスペインがアルバロ・アルベロア(Alvaro Arbeloa)の負傷交代により守備陣の入れ替えを強いられた後半に存在感を放った。(c)AFP/Dermot Ledwith