【9月12日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選は11日、各地で行われ、グループBのイタリアは2-0でマルタに勝利し、初白星を飾った。

 初戦で引き分けていたイタリアはマッティア・デストロ(Mattia Destro)の代表初得点とマルタのアンドリュー・コーエン(Andrew Cohen)のオウンゴールで勝利し、本戦出場に向けて弾みをつけたものの、疑問の残る試合となった。

 イタリアは前半5分にデストロがアズーリ(Azzurri、イタリア代表の愛称)での初得点を挙げ、後半ロスタイムにはアタランタ(Atalanta)のディフェンダー(DF)フェデリコ・ペルーゾ(Federico Peluso)のヘディングシュートがコーエンに当たり、これがオウンゴールとなって追加点を挙げた。

 イタリアのクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督は、2-2と引き分けて「不十分」な初戦となったブルガリア戦から5人の選手を入れ替え、布陣も変則的な3-5-2から4-3-1-2へと変更した。

 国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、FIFA)の世界ランクで139位のマルタを相手に、サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)準優勝を飾った同ランク6位のイタリアは、特に後半に数多くあったチャンスをふいにして苛立ちを募らせた。

 しかし、9月は「代表にとって良い月ではない」と語るプランデッリ監督は、勝ち点3を拾えたことを喜びつつ、「ポジティブな面を見なくてはならない。後半はより規律のとれた戦いができた」とコメントした。(c)AFP