国際サッカー連盟、「ゴールライン・テクノロジー」導入へ
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【7月6日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は5日、スイス・チューリヒ(Zurich)の本部でルール改正を協議する国際サッカー評議会(International Football Association Board、IFAB)の会合を行い、「ゴールライン・テクノロジー」の導入を決定した。
ゴールライン・テクノロジーは、2012年のクラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)と2013年コンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2013)で導入される。
また、この決定により世界各地のサッカー連盟は、現在テスト中の「ホークアイ(Hawk-Eye)」や「ゴールレフ(GoalRef)」といったテクノロジーを使用することが可能となった。
最近では欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)グループD最終戦のイングランド戦で、ゴールが認められなかったウクライナが0-1で敗れている。
試合ではウクライナのマルコ・デヴィッチ(Marko Devic)のシュートをイングランドのジョン・テリー(John Terry)がバーの下でクリアしたものの、リプレイ映像はボールがゴールラインを割っていたことをはっきりと映し出していた。
これを受けてFIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は、「ゴールラインの判定技術導入は選択肢の一つではなく、必要不可欠になった」とコメントしている。 ファンは以前からテニスやクリケットなど他のスポーツですでに運用されていることを引き合いに出し、人為的ミスを減らすテクノロジーの導入を求めていた。
しかしながら、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長はゴールライン・テクノロジーの導入に否定的な立場を取っており、IFABの承認を受けている審判5人制を推奨している。
今後行われる大会でテクノロジーを導入するかどうかの判断は、大会を管轄する各連盟に任されており、UEFA側がテクノロジーを導入するかどうかは未定となっている。(c)AFP