【6月24日 AFP】サッカー欧州選手権2012（UEFA Euro 2012）は24日、ウクライナのキエフ（Kiev）でイングランド対イタリアの準々決勝が行われる。

　ここでは試合での出来が勝敗を左右する可能性が高いイングランドとイタリアの主力選手を比較する。

■ジョレオン・レスコット（Joleon Lescott、イングランド）対マリオ･バロテッリ（Mario Barwauh Balotelli、イタリア）

　バロテッリは予測が難しい技術と興奮しやすい性格を兼ね備えているからこそ、魅力的な存在なのかもしれない。

　だからこそイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ（Manchester City）でチームメイトのレスコットは、バロッテリの悪い一面を引き出す準備ができているはずだ。

　バロッテリの性格を理解しているイタリアのクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ（Claudio Cesare Prandelli）監督は、彼がチームに悪影響を与えるリスクを考慮して、先発起用を見送る可能性がある。

　しかしながら前線で効果的な選択肢を生み出すことができるバロテッリは、試合を良くも悪くもひっくり返すことができる。

　フランスとのグループリーグ初戦で先制点を挙げた29歳のレスコットは、大会が進むにつれて自身の評価を高めてきた。レスコットがバロテッリを封じ込めることに成功すれば、イタリアの司令塔アンドレア・ピルロ（Andrea Pirlo）のパスコースを遮断するだけでなく、バロテッリを限界まで苛立たせることができるだろう。(c)AFP