【6月23日 AFP】サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)は23日、ウクライナのドネツク(Donetsk)でスペイン対フランスの準々決勝が行われる。

 ここでは試合で対峙する可能性が高いスペインとフランスの主力選手を比較する。

■アルバロ・アルベロア(Alvaro Arbeloa、スペイン)対フランク・リベリ(Frank Ribery、フランス)

 グループリーグで高い守備力を見せて失点を1に抑えたスペインだが、最終ラインを守る4バックの中で弱点を挙げるとすればアルベロアになる。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属する右サイドバックのアルベロアは、勇敢で頼もしい選手ではあるものの、左サイドバックを担うジョルディ・アルバ(Jordi Alba)の爆発的なスピードには劣るため、リベリへの対応に苦戦するかもしれない。

 リベリは中央に切れ込んで右足から強力なシュートを打つプレーや、チームメイトのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)との連携から得点を狙うプレーを得意としており、縦に攻撃を仕掛けてくる選手の対応を得意とするアルベロアにとっては厄介な相手となる。

 アルベロアの控え要員のファンフラン(Juan Francisco Torres Belen "Juanfran")はリベリについて、「ずっとリベリをマークしなければならない。彼は多くの引き出しを持っている選手だから、いつでもゴールを奪えるし、味方にパスを供給することもできる」と語っている。(c)AFP