【6月21日 AFP】(記事更新)イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を退団した、コートジボワール代表のディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が20日、自身の公式ホームページ上で中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)と正式契約をかわしたと表明した。

 元チェルシーのニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)と再びチームメイトとなるドログバは、1カ月に及んだ移籍の憶測に終止符を打った。ドログバの週給は国内最高額の31万4000ドル(約2500万円)と報じられている。

 ドログバは「中国のクラブ上海申花とのサインを交わした。契約は2年半(2014年12月31日まで)で、7月にはチームに合流する」と声明を発表。

 多くのオファーがあったものの上海行きが「今回、自分にとって正しかった」と語るドログバは「新しい挑戦や新たな文化に触れることを楽しみにしているし、中国スーパーリーグの新しい発展に期待している。去年(2011年)、チェルシーが中国を訪れたとき、素晴らしい時間を過ごし、素晴らしいファンたちに出会った」と語った。

 また、「中国サッカーを全世界に発信して、中国とアフリカの関係をさらに発展させたい」と付け加えている。 

 1月に同クラブに加入したアネルカとともに、ドログバはスーパーリーグで恐れられる前線を形成することになる。同リーグは、湯水のように金を使い選手や指導者を集めて、数年に渡った八百長スキャンダルから脱却した。

 2011シーズン王者の広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)は南米の選手を補強し、5月には2006年のW杯ドイツ大会でイタリアを優勝に導いたマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)氏を指揮官に迎えている。

 上海申花は今シーズン、13試合を終えて3勝に留まっており、順位は16チーム中12位となっている。(c)AFP