【6月16日 AFP】サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)は15日、共催国ウクライナでグループDの2試合が行われ、ドネツク(Donetsk)ではフランスが2-0でウクライナに快勝した。

 悪天候により試合は約1時間の一時中断を余儀なくされたが、フランスは後半にジェレミ・メネス(Jeremy Menez)とヨハン・カバイェ(Yohan Cabaye)が得点を記録し、開催国ウクライナを破った。

 2006年W杯ドイツ大会以来となる主要国際大会本戦での勝利を挙げたローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督率いるフランスは、勝ち点4でグループDの首位に立ち、連続無敗記録を23試合に伸ばした。

 激しい雷雨の影響で会場のドンバス・アレナ(Donbass Arena)のピッチが水浸しとなったため、ビヨルン・カイペルス(Bjorn Kuipers )主審は開始5分で試合を一時中断し、選手を引き揚げさせた。

 57分間の中断を経て再開された試合の主導権を握ったのはフランスだった。しかしながらカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とメネスに訪れた得点機は、いずれもウクライナのゴールキーパー(GK)アンドリー・ピャトフ(Andriy Pyatov)からゴールを奪うに至らなかった。

 一方、ウクライナはスウェーデンとのグループ初戦でチームを勝利に導いたアンドリー・シェフチェンコ(Andriy Shevchenko)がハーフボレーから得点を狙ったものの、フランスの守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)に阻まれた。

 迎えた後半8分、フランスはベンゼマのパスを受けたメネスが左足でニアポストにシュートを放ち、ピャトフの牙城を崩して1点を先制すると、その3分後には再びベンゼマのパスからカバイェが代表初ゴールを挙げ、ウクライナを突き放した。(c)AFP/Tom Williams

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