【6月13日 AFP】韓国軍の兵役義務を先送りにしたことで批判を浴びているイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属する朴主永(Park Chu Young、パク・チュヨン)が13日、ソウル(Seoul)で謝罪会見を行った。

 一連の騒動により韓国代表から外れていた朴主永は、会見に集まった報道陣に対し「私を応援してくれた人たちに大変申し訳なく思っている。必ず兵役の義務は果たす」と語った。

 韓国では2年間の兵役が義務付けられているが、10-11シーズン終了までフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)に所属していた朴主永は、モナコ(Monaco)で取得した10年間の長期滞在ビザを理由に兵役を先送りにしたため、批判を浴びていた。

 韓国軍への入隊時期について明言を避けた朴主永は、兵役を逃れるために長期滞在ビザを取得したのではなく、欧州でサッカーを学ぶことが目的だったと話している。 

 2011年8月に加入したアーセナルで出場6試合に終わり、失意のシーズンを送った朴主永だが、韓国代表チームでは主力選手の一人に位置付けられている。

 朴主永は2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選を戦う韓国代表メンバーから外されたものの、会見に同席したU23韓国代表の洪明甫(Hong Myung-Bo、ホン・ミョンボ)監督は、ロンドン五輪で同選手を起用する可能性を示唆している。(c)AFP