【6月10日 AFP】サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)は9日、共催国ウクライナでグループBの2試合が行われ、リビウ(Lviv)ではドイツが1-0でポルトガルを下した。

 ドイツは後半27分にマリオ・ゴメス(Mario Gomez)が挙げた得点で、06W杯ドイツ大会の3位決定戦、欧州選手権2008(Euro 2008)の準々決勝に続いてポルトガルを下した。

 同日行われた試合でデンマークがオランダに1-0で勝利する番狂わせを演じたこともあり、勝利したドイツは「死のグループ」と呼ばれるグループBで早くもアドバンテージを手にした。

 試合序盤はドイツが主導権を握り、ゴメスやルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)がポルトガルゴールを脅かした。一方のポルトガルは前半終了間際にペペ(Pepe)がシュートを放ったものの、クロスバーを叩いたボールはゴールライン上でバウンドし、ゴールはならなかった。

 すると0-0で迎えた後半、ゴメスは控えフォワード(FW)のミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が投入をサイドラインで待つ中、サミ・ケディラ(Sami Khedira)のクロスに頭で合わせてドイツに先制点をもたらした。

 試合終了間際、同点ゴールを狙うポルトガルは途中出場のシウベストレ・バレラ(Silvestre Valera)がシュートを放ったものの、ドイツの守備陣がこれを防ぎきった。

 ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がマークについたドイツのジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)に押さえ込まれ力を発揮できず、攻撃陣はなりを潜めた。(c)AFP/Ryland James

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