【6月5日 AFP】サッカー元ブラジル代表のペレ(Pele)氏が4日、ロンドン五輪に臨むブラジル代表の「準備が整っていない」ように感じると語った。

 ペレ氏は、3日に行われ0-2で敗れたメキシコとの親善試合や、左サイドに固執する売り出し中の若手選手であるネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を痛烈に批判した。

 メキシコ戦に関してペレ氏は「これ(敗戦)があってよかった。素晴らしいチームだという思いを追い払ってくれるからね。良いことだよ」と見解を述べた。

 マノ・メネゼス(Mano Menezes)監督は、ブラジル代表史上初の五輪金メダル獲得を目指しているが、ペレ氏は至らない点がまだあると語る。

 「良い選手がいて、良いチームだ。ただ、何か問題が起きたときにそれを乗り越える準備が整っていない」

 またペレ氏は、ネイマールが国内リーグのディフェンダーに相対するときよりも「欧州や南米」の選手に「困難を抱えている」と指摘し、続けて「代表でもサントスFC(Santos FC)でも左サイドに自ら張り出している」と非難してもっと中に切れ込んで、プレーに指示を出すよう求めた。(c)AFP