FIFA、国際親善試合で「ゴールライン・テクノロジー」を初テストへ
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【5月25日 AFP】国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、FIFA)は24日、国際試合では初となる「ゴールライン・テクノロジー」のテストを6月2日に行われるイングランドとベルギーの親善試合で行うと発表した。
英ロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われる試合では、5月に英国南部のアマチュアリーグのカップ戦決勝で事前に試験された英国の「ホークアイ(Hawk-Eye)」の性能が試されることになっている。
同親善試合で審判団がゴールライン上の判定について同システムを使用することは無いとされているが、FIFAと国際サッカー評議会(International Football Association Board、IFAB)の試験官らがシステムの観察を行った上で、7月に行われる会合でゴールライン・テクノロジーの使用が承認される見込みとなっている。
FIFAは現在、度重なる審判の議論を呼ぶ判定を受けて、「ホークアイ」とともに最近デンマークのリーグ戦で使用されたドイツの「ゴールレフ(GoalRef)」をテクノロジー導入に向けてテストしている。
テニスやクリケットなどですでに導入されている「ホークアイ」は、スタジアムの両ゴール裏に設置した全6台のカメラを使用してボールの位置を三次元で計算する。一方の「ゴールレフ」は、ボールの中心部にチップを配置し、ゴールマウスに配置されたセンサーで感知する方法を取る。
両システムともに、ボールがゴールのラインを超えた場合に1秒以内に主審の腕時計に信号が送られることになっている。(c)AFP
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