【1月5日 AFP】ロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)に所属する本田圭佑(Keisuke Honda)の獲得に、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が乗り出したとスポーツニッポン(Sports Nippon)紙が5日、報じた。

 同紙によるとPSGは、本田獲得の資金として1300万ユーロ(約13億円)の移籍金を用意し、すでにCSKAモスクワに接触したという。PSGは2011年半ばにも本田獲得を試みたものの、CSKAモスクワ側が2500万ユーロ(約25億円)の移籍金を要求したため実現しなかった。

 2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で日本の16強入りに貢献した本田のCSKAモスクワとの契約は、2013年12月に満了を迎える。

 カタール・スポーツ・インベストメンツ(Qatar Sports Investments、以下QSI)が経営陣を務めるPSGは潤沢な資金を利用して数々の有名選手の獲得に成功している。

 最近では元イングランド代表で米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angels Galaxy)に所属していたデビッド・ベッカム(David Beckham)にもオファーを出していたが、ベッカムはこれを「家庭の事情」により断っている。

 QSIの関係筋がAFPに語ったところによれば、QSIはACミラン(AC Milan)のアレシャンドロ・パト(Alexandre Pato)やレアル・マドリード(Real Madrid)のカカ(Kaka)獲得も視野に入れており、総額約6150万ユーロ(約61億円)を準備しているという。

 2011年1月に行われた第15回アジアカップ(AFC Asian Cup 2011)開催中には、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool)やアーセナル(Arsenal)、アストン・ビラ(Aston Villa)を含む複数のクラブが本田獲得に興味を示していたと報じられている。

 本田は、同大会の最優秀選手(MVP)に選出されている。(c)AFP