【1月4日 AFP】元イングランド代表、デビッド・ベッカム(David Beckham)のフランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)への移籍が白紙となった。

 パリ・サンジェルマンのスポーツディレクターを務めるレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)氏は3日、滞在先のドーハ(Doha)で、ベッカムが「家庭の事情」により「PSGには来ない」とコメントし、クラブはこれ以上ベッカムを追いかけないと付け加えた。

 しかしながらベッカムは、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に戻ることも決めておらず、その去就は定まっていない。

 ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)紙は、ギャラクシーを所有するアンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment GroupAEG)の ティム・レイウェケ(Tim Leiweke)会長が、ベッカムの残留を望んでいるものの、契約は結ばれていないことを明かしたと報じている。

 レイウェケ会長は同紙に対し、「彼がパリ(Paris)に行くという話題が欧州中の新聞の一面をにぎわしていたが、私は大して関心を払いはしないと言った。そして、今度は彼がギャラクシーに戻るという話題になった。私は同じアドバイスを繰り返すだろう。時期尚早だ。3ヶ月間、デビッドとギャラクシー残留について話し合っている。11月にデビッドの残留を請け負うと話したが、それは今も変わらない」とコメントしたものの、「パリではないだけだ。彼には他のオファーもあった」と他のクラブがベッカム獲得を狙っていると付け加えている。(c)AFP