欧州選手権2012の本大会組み合わせが決定
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【12月3日 AFP】(記事更新)サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)の本大会組み合わせ抽選が2日、共催国ウクライナ・キエフ(Kiev)の国立芸術宮殿(National Palace of Arts)で行われた。
オランダ、ドイツ、ポルトガルの強豪国がグループBに集中し、前回大会王者のスペインはイタリアとグループCに入った。また、グループDではイングランドとフランスが対戦することになった。
本大会は、2012年6月8日にポーランド・ワルシャワ(Warsaw)の国立競技場(Stadion Narodowy)で行われるポーランドと欧州選手権2004(Euro 2004)王者のギリシャとの対戦で開幕し、決勝は7月1日にウクライナ・キエフ(Kiev)のオリンピスキ・スタジアム(Olimpiysky Stadium)で行われる。
■最激戦区となったグループB
間違いなく激戦区となったのは、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)準優勝のオランダが、ドイツ、ポルトガル、そしてダークホースのデンマークと同居したグループBだ。
6月9日にウクライナ・ハルキフ(Kharkiv)で行われるデンマーク戦で初戦を迎えるオランダのベルト・ファン・マルワイク(Bert van Marwijk)監督は「他国の監督と会ったが、誰一人として嬉しそうではなかった。4人全員が、グループBが最も困難だということを認めている」とコメントした。
11月にハンブルク(Hamburg)で行われたドイツとの親善試合で0-3で敗れたオランダのファン・マルワイク監督は、6月13日にハルキフで行われるヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督率いるドイツとの再戦を心待ちにしていると付け加えた。
一方、6月9日に行われるポルトガル戦で初戦を迎えるドイツのレーブ監督は、「事実をそのまま受け入れるつもりだ。何の恐れもない。抽選の前から対戦したいチームなんてなかった。どのチームとも難しい試合を強いられるだろう」と語っている。
■王者スペインの入ったグループC
欧州選手権2008(Euro 2008)のタイトルを獲得したスペインは、グループCでイタリア、アイルランド、クロアチアと対戦する。
ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督率いるスペインは、6月10日にポーランド・グダニスク(Gdansk)でイタリアとの初戦を迎える。
「簡単なグループではないが、不可能というわけではない。我々はライバルに敬意を払わなくてはならない。今年の親善試合で我々に勝っているイタリアは容易な対戦相手ではない。クロアチアやアイルランドはプレーオフで印象的なプレーを披露しているし、ヨーロッパの名門クラブでプレーする選手もいる」とデル・ボスケ監督は語った。
母国イタリアとの対戦を望んでいなかったアイルランドのジョバンニ・トラパットーニ(Giovanni Trapattoni)監督は、「イタリアは多くの理由から対戦したくないチームの一つだった。彼らのメンタルが強いことを知っているし、もちろん、私自身が彼らをよく知っているからだ」とコメントしている。
■ルーニー不在にイングランドのライバルは安堵
グループDのイングランドは、共催国のウクライナ、スウェーデン、そして欧州選手権2000(Euro 2000)王者のフランスと対戦する。
イングランドのファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は、「簡単ではない。最も苦戦を強いられる試合はフランス戦なのは間違いない。我々は昨年の親善試合でホームで負けている。彼らは非常に良いチームだ。私はイングランドとイングランドの選手を信じている。彼らはみな若いし、良いプレーをしてくれるだろう」とコメントしている。
一方、フランスのローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は、欧州選手権のグループリーグ全3戦で出場停止処分を受けているイングランドのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)と対戦せずに済むことに対し、「ルーニークラスの選手が相手チームにはいないことは常に良い知らせだ」とコメントし、安堵の表情を浮かべた。ルーニーは予選最終戦のモンテネグロ戦でミオドラグ・ジュドビッチ(Miodrag Dzudovic)を蹴って退場処分を受けている。
■共催国ポーランド、サポーターは組み合わせに一安心
ポーランドの首都ワルシャワ中心部に設置された巨大スクリーンの前に陣取ったサポーターは、共催国ウクライナで行われた抽選会の様子を見守った。
抽選が始まり、プレーオフで出場権を獲得したチェコが同組に入ると、歓声が挙がる。続いてギリシャのくじが引かれると、サポーターは熱狂の度合いを高め、3チーム目にロシアの名前が響くと、これまで勝利を挙げたことの無いドイツとの同居をまぬかれたことで、人々は緊張感から開放された。
サポーターの一人は、「その日にならなければ分からないけど、最悪のグループじゃない。スウェーデンやフランス、ドイツが入っていたら死の組だったよ。どんな大会でも、幸運は開催国に微笑むのさ」
グループの組み合わせは以下の通り。
■グループA
ポーランド
ギリシャ
ロシア
チェコ
■グループB
オランダ
デンマーク
ドイツ
ポルトガル
■グループC
スペイン
イタリア
アイルランド
クロアチア
■グループD
ウクライナ
スウェーデン
フランス
イングランド
グループ総当たりのリーグ戦を行ない、各組2位までの8チームが決勝トーナメント進出となる。
(c)AFP/Ryland James
オランダ、ドイツ、ポルトガルの強豪国がグループBに集中し、前回大会王者のスペインはイタリアとグループCに入った。また、グループDではイングランドとフランスが対戦することになった。
本大会は、2012年6月8日にポーランド・ワルシャワ(Warsaw)の国立競技場(Stadion Narodowy)で行われるポーランドと欧州選手権2004(Euro 2004)王者のギリシャとの対戦で開幕し、決勝は7月1日にウクライナ・キエフ(Kiev)のオリンピスキ・スタジアム(Olimpiysky Stadium)で行われる。
■最激戦区となったグループB
間違いなく激戦区となったのは、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)準優勝のオランダが、ドイツ、ポルトガル、そしてダークホースのデンマークと同居したグループBだ。
6月9日にウクライナ・ハルキフ(Kharkiv)で行われるデンマーク戦で初戦を迎えるオランダのベルト・ファン・マルワイク(Bert van Marwijk)監督は「他国の監督と会ったが、誰一人として嬉しそうではなかった。4人全員が、グループBが最も困難だということを認めている」とコメントした。
11月にハンブルク(Hamburg)で行われたドイツとの親善試合で0-3で敗れたオランダのファン・マルワイク監督は、6月13日にハルキフで行われるヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督率いるドイツとの再戦を心待ちにしていると付け加えた。
一方、6月9日に行われるポルトガル戦で初戦を迎えるドイツのレーブ監督は、「事実をそのまま受け入れるつもりだ。何の恐れもない。抽選の前から対戦したいチームなんてなかった。どのチームとも難しい試合を強いられるだろう」と語っている。
■王者スペインの入ったグループC
欧州選手権2008(Euro 2008)のタイトルを獲得したスペインは、グループCでイタリア、アイルランド、クロアチアと対戦する。
ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督率いるスペインは、6月10日にポーランド・グダニスク(Gdansk)でイタリアとの初戦を迎える。
「簡単なグループではないが、不可能というわけではない。我々はライバルに敬意を払わなくてはならない。今年の親善試合で我々に勝っているイタリアは容易な対戦相手ではない。クロアチアやアイルランドはプレーオフで印象的なプレーを披露しているし、ヨーロッパの名門クラブでプレーする選手もいる」とデル・ボスケ監督は語った。
母国イタリアとの対戦を望んでいなかったアイルランドのジョバンニ・トラパットーニ(Giovanni Trapattoni)監督は、「イタリアは多くの理由から対戦したくないチームの一つだった。彼らのメンタルが強いことを知っているし、もちろん、私自身が彼らをよく知っているからだ」とコメントしている。
■ルーニー不在にイングランドのライバルは安堵
グループDのイングランドは、共催国のウクライナ、スウェーデン、そして欧州選手権2000(Euro 2000)王者のフランスと対戦する。
イングランドのファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は、「簡単ではない。最も苦戦を強いられる試合はフランス戦なのは間違いない。我々は昨年の親善試合でホームで負けている。彼らは非常に良いチームだ。私はイングランドとイングランドの選手を信じている。彼らはみな若いし、良いプレーをしてくれるだろう」とコメントしている。
一方、フランスのローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は、欧州選手権のグループリーグ全3戦で出場停止処分を受けているイングランドのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)と対戦せずに済むことに対し、「ルーニークラスの選手が相手チームにはいないことは常に良い知らせだ」とコメントし、安堵の表情を浮かべた。ルーニーは予選最終戦のモンテネグロ戦でミオドラグ・ジュドビッチ(Miodrag Dzudovic)を蹴って退場処分を受けている。
■共催国ポーランド、サポーターは組み合わせに一安心
ポーランドの首都ワルシャワ中心部に設置された巨大スクリーンの前に陣取ったサポーターは、共催国ウクライナで行われた抽選会の様子を見守った。
抽選が始まり、プレーオフで出場権を獲得したチェコが同組に入ると、歓声が挙がる。続いてギリシャのくじが引かれると、サポーターは熱狂の度合いを高め、3チーム目にロシアの名前が響くと、これまで勝利を挙げたことの無いドイツとの同居をまぬかれたことで、人々は緊張感から開放された。
サポーターの一人は、「その日にならなければ分からないけど、最悪のグループじゃない。スウェーデンやフランス、ドイツが入っていたら死の組だったよ。どんな大会でも、幸運は開催国に微笑むのさ」
グループの組み合わせは以下の通り。
■グループA
ポーランド
ギリシャ
ロシア
チェコ
■グループB
オランダ
デンマーク
ドイツ
ポルトガル
■グループC
スペイン
イタリア
アイルランド
クロアチア
■グループD
ウクライナ
スウェーデン
フランス
イングランド
グループ総当たりのリーグ戦を行ない、各組2位までの8チームが決勝トーナメント進出となる。
(c)AFP/Ryland James