【11月21日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の母、ダルマ・フランコ・デ・マラドーナ(Dalma Franco de Maradona)さんが19日、死去した。81歳だった。

 ドナ・トタ(Dona Tota)の愛称で知られ、以前から心臓を患っていたダルマさんは19日深夜、治療を受けていたブエノスアイレスの病院で亡くなった。アラブ首長国連邦(UAE)のアル・ワスルFC(Al-Wasl FC)で監督を務めるマラドーナ氏は、ドバイ(Dubai)から母国アルゼンチン行きの飛行機搭乗中にダルマさんの訃報を受けた。

 マラドーナの義理の息子であるセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)は「とても悲しい日になりました。サポートに感謝しています。私たちはみなディエゴと彼の家族とともにあります」とコメントし、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)の慈善財団も哀悼の意を表した。

 また、ダルマさん死去の一報はアルゼンチン1部リーグ、インデペンディエンテ(Independiente)対オリンポ(Olimpo)の試合中に速報として流れ、後半開始前には黙祷が捧げられた。

 アルゼンチン代表として91試合に出場し34得点を記録しているマラドーナ氏は、1986年W杯メキシコ大会で同国代表を優勝、1990年イタリア大会では準優勝に導いている。指揮官としてアルゼンチン代表を率いた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)では、準々決勝敗退に終わり、監督を解任されていた。(c)AFP