【10月26日 AFP】国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、FIFA)は25日、2011年の世界最優秀選手「FIFAバロンドール」(FIFA Ballon d'Or)の女子候補選手を発表し、日本から澤穂希(Homare Sawa)と宮間あや(Aya Miyama)が選出された。

 バロンドール最有力候補に挙げられている澤は、通算5度目のW杯出場となった女子サッカーW杯ドイツ大会(FIFA Women's World Cup 2011)で日本女子代表を優勝に導き、自身も大会得点王に輝いている。

 2010年のFIFAバロンドールに輝いたブラジル代表のブラジル代表のマルタ・ビエイラ・ダ・シルバ(Marta Vieira Da Silva)もノミネートされた。米女子プロサッカーリーグ(Women's Professional Soccer:WPS)のウエスタン・ニューヨーク・フラッシュ(Western New York Flash)に所属するマルタは、前身のFIFA最優秀選手賞を4年連続で受賞している。

 W杯ドイツ大会で準優勝に終わった米国代表からは、日本との決勝戦で得点を記録したアビー・ワンバック(Abby Wambach)をはじめ、ゴールキーパー(GK)のホープ・ソロ(Hope Solo)、ストライカーのアレックス・モーガン(Alex Morgan)の3人が候補入りした。

 その他には、フランスからソニア・ボンパストル(Sonia Bompastor)とルイザ・ネシブ(Louisa Necib)、スウェーデンからロッタ・シェリン(Lotta Schelin)、ドイツからケルスティン・ガレフレケス(Kerstin Garefrekes)が候補に名を連ねている。

 また、同日発表されたFIFA年間最優秀監督(FIFA World Coach of the Year)の候補には、佐々木則夫(Norio Sasaki)監督が選出された。

 FIFAバロンドールの最終候補者は、12月5日までに3名に絞られ、各国女子代表の主将と監督、フランスのサッカー専門誌が選んだ記者の投票で決定した受賞者は、2012年1月9日にスイス(Switzerland)のチューリヒ(Zurich)で発表される。(C)AFP