【4月7日 AFP】日本サッカー協会(Japan Football AssociationJFA)は6日、東北地方太平洋沖地震の影響で出場辞退を申し入れたコパ・アメリカ2011(2011 Copa America)の出場を再検討することを明かした。

 JFAの田嶋幸三(Kozo Tashima)副会長は、7月にアルゼンチンで開幕するコパ・アメリカ2011のホストを務めるアルゼンチンサッカー協会(Argentine Football AssociationAFA)が、日本側に対し大会出場辞退の決定を再考するよう要請されたとしている。

 JFAの小倉純二(Junji Ogura)会長は4日に南米サッカー連盟(CONMEBOL)のニコラス・レオス(Nicolas Leoz)会長を訪ね、出場できない旨を伝えていた。同大会では、日本と共にメキシコが招待されている。

 AFAのフリオ・グロンドーナ(Julio Grondona)会長は5日、小倉会長に対し「コパ・アメリカを日本の復興支援の大会と位置付けたい」と語ったという。田嶋副会長は「簡単に結論が出るものではない。辞退もあり得るし、行くという結論もあり得る」と述べている。

 同連盟のエドゥアルド・デルーカ(Eduardo Deluca)事務局長は「最善を尽くすよう願い出た。彼らを助けるつもりだ。日本には海外を拠点としている選手が多くいるので、彼らは快く参加してくれるに違いない」と語り、日本代表がアルゼンチンへやってくるだろうと前向きな考えを示した。(c)AFP