【3月18日 AFP】ニュージーランドサッカー協会(New Zealand FootballNZF)は17日、東北地方太平洋沖地震に端を発した原発事故の渦中にある日本の安全性に懸念があるとして、3月29日に予定されていた日本代表との親善試合を辞退すると発表した。
 
 NZFのフランク・ヴァン・ハッタム(Frank van Hattum)会長は、政府機関やプロ選手協会、チーム、スタッフらと「長時間の協議」を重ねたうえでの「苦渋の決断だった」と話している。

 先に、日本サッカー協会(Japan Football AssociationJFA)は、予定されていた親善試合を慈善試合とし、開催地を東京から大阪に変更して実施することを、ニュージーランド側に提案していた。

 JFAの小倉純二(Junji Ogura)会長は記者会見で「両国の復興のためにもやりたかったが、やむを得ない。ニュージーランドが来日を熟慮してくれたことがうれしい」と語っている。

 ニュージーランドの参加辞退により、慈善試合はJリーグ選抜が日本代表と対戦することになった。(c)AFP