【9月13日 AFP】モロッコで9日に行われたサッカーのカップ戦で、サッカー史に残るであろう珍事があった。

 FARラバト(FAR Rabat)とマグレブ・フェス(Moghreb Fes)の一戦は同点のまま90分を終え、決着はPK戦に持ち込まれることとなった。

 フェス最後のキッカーのボールを防いだFARラバトのゴールキーパー、ハリド・アスクリ(Khalid Askri)は勝利を確信。ゴール裏のサポーターに向かって、胸をはって歩き出した。だが、その間、アスクリがはじいたボールは、スピンがかかったまま弾んでゆっくりとゴールに吸い込まれ、勝利はフェスに転がりこんでいたのだった。結局、アスクリの早合点によって、ラバトは準々決勝への進出を逃すことに。

 サッカーサイト、Chronofootは、アスクリについて「自分はヒーロー(hero)だと思ったようだが、実際はゼロ(zero、役立たず)だった」と酷評している。

 一方、ユーチューブ(YouTube)などの動画サイトでは、アスクリの失態PKの再生回数はうなぎ上りで、人気を集めている。(c)AFP

【参考】YouTubeの動画