【8月6日 AFP】フランスサッカー代表のローラン・ブラン(Laurent Blanc)新監督は5日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)中に監督に暴言を吐いて代表から追放されたニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)について、代表復帰もあり得るとの考えを示した。

 アネルカはW杯中に、フランスのレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)監督(当時)と控室で口論となり、大会中に帰国処分となった。

 アネルカと、アネルカの追放に抗議して当時、練習を1日にわたってボイコットした代表チームのメンバー22人は、ブラン新監督の初試合となるノルウェーとの国際親善試合(11日)では、出場停止にすることが決まった。

 しかし、ブラン監督は、アネルカの代表永久追放について「そういった過激な決断をせざるをえないほどの情報は得ていない」と述べ、アネルカを含む仏代表チーム全員に代表復帰の可能性があるとの考えを示した。

 ブラン監督としては2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)に向けて準備を遅らせたくないところだが、6日に発表される代表チームのW杯での騒動を調査した報告書では、代表メンバーへの追加制裁勧告が盛り込まれる可能性もある。(c)AFP