【12月5日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)1次リーグの組み合わせ抽選会が4日、開催国南アフリカのケープタウン(Cape Town)で行われ、日本はオランダ、カメルーン、デンマークと同じグループEに入った。

 抽選結果を受けて岡田武史(Takeshi Okada)監督は、準決勝進出が現実的な目標であることに変わりはないと強調した。

 これまで本大会で16強の壁を破れていない日本は、6月14日にブルームフォンテーン(Bloemfontein)で行われるカメルーン戦で4度目のW杯の初戦を迎える。

 岡田監督は「ある意味ではすべての対戦相手がわれわれより上だが、十分対応できる範囲。そんなに悪くないグループだと思う。われわれにとってはこの大会で4度目の出場。ベスト4を目指している。目標を変えるつもりはないし、ベスト4を目指していく」と話している。

 日本の4強入りの目標は非現実的だと考えられており、2007年に脳梗塞(こうそく)で倒れて代表監督を辞任したイビチャ・オシム(Ivica Osim)氏は、日本は高望みするべきではないと指摘している。

 抽選会の前に日本のメディアに対してオシム氏は「期待が大きすぎると、失望もより大きくなる。日本にはサプライズを起こす力があるが、目標としている場所にたどり着くためにはトランポリンが必要だ。トランポリンがあれば3メートルも5メートルも跳ぶことができるが、最初にトランポリンの使い方を理解しなければならない。問題は、日本がトランポリンの使い方を理解しているかということだ」と話している。(c)AFP

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