【12月3日 AFP】(記事更新、写真追加)国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、以下FIFA)は2日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)1次リーグの組み合わせ抽選におけるシード国を発表し、フランスとポルトガルがシード国から外れた。

 シード国は、ブラジル、スペイン、オランダ、06サッカーW杯優勝のイタリア、ドイツ、アルゼンチン、イングランドと開催国南アフリカの8か国。シード国は2009年10月のFIFAランキングに基づいて決定された。シード国は4日にケープタウン(Cape Town)で行われる組み合わせ抽選で第1ポットに入る。

 第1ポットを外れたフランスとポルトガルは、デンマーク、ギリシャ、セルビア、スロベニア、スロバキア、スイスとともに第4ポットに入った。この結果、両国は1次リーグで第1ポットに入っている強豪国のうち一つと対戦することとなった。

 FIFAのジェローム・ヴァルケ(Jerome Valcke)事務局長は「オランダは、スペインとともに予選で素晴らしい成績を収め全勝を飾った。よってオランダが第1ポットだ」と語っている。

 またヴァルケ事務局長は、フランスが第1ポットを外れたのは、同国がティエリ・アンリ(Thierry Henry)のハンドから生まれた決勝点でアイルランドとのプレーオフを制し本大会出場を決めたこととは無関係だとしている。

 日本はアジア、オセアニア、北中米カリブ海の代表国と同じ第2ポットに入った。

 最大2か国が同組になる欧州を除き、ポット分けは1次リーグで同じ地域から出場するチームが重ならないように配慮されている。

 ポット分けは以下の通り。

■第1ポット(シード国)

 ブラジル、スペイン、オランダ、イタリア、ドイツ、アルゼンチン、イングランド、南アフリカ

■第2ポット

 オーストラリア、日本、北朝鮮、韓国、ホンジュラス、メキシコ、米国、ニュージーランド

■第3ポット

 チリ、パラグアイ、ウルグアイ、ナイジェリア、カメルーン、コートジボワール、ガーナ、アルジェリア

■第4ポット 

 デンマーク、フランス、ギリシャ、セルビア、ポルトガル、スロベニア、スロバキア、スイス

(c)AFP