【11月17日 AFP】(一部訂正)ゴールキーパー(GK)のロベルト・エンケ(Robert Enke)の死後初めてのチーム練習を16日に行ったサッカードイツ代表のヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、選手たちが懸命に普段の状態に戻ろうとしていることを明かした。

 レーブ監督は「参列することがわれわれにとって重要だった、昨日(15日)の追悼式後、われわれは先を見据えて、普段の状態に戻る努力をしなければならないと考えた」と記者に語った。

 うつ病に苦しんでいたエンケは10日、ハノーバー(Hanover)近郊ノイシュタット・アム・リューベンベルゲ(Neustadt am Rubenberge)の踏み切りで列車に飛び込み自殺を図り、ドイツサッカー界に衝撃を与えた。

 ドイツ代表のメンバーは、エンケの所属していたハノーバー96(Hannover 96)の本拠地AWDアレーナ(AWD Arena)で営まれた追悼式に参列した。追悼式には約3万5000人のファンが集まった。エンケは式後、2006年に亡くなった自身の娘の隣の墓に埋葬された。

 エンケの自殺を受け、14日に行われる予定だったチリとの親善試合を中止したドイツ代表は18日、ゲルゼンキルヘン(Gelsenkirchen)でコートジボワール代表との親善試合を行う。

 レーブ監督は「選手をよく見て話を聞き、誰が18日にプレーできるか、良いパフォーマンスを発揮できるかを判断するため、この2日間は監督として重要になってくるだろう」と語っている。(c)AFP

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