【10月7日 AFP】サッカースコットランド代表のジョージ・バーリー(George Burley)監督は6日、選手の招集辞退が相次ぐため、新しいチームで10日に行われる日本との親善試合に臨むことを示唆した。

 バーリー監督が招集した代表選手のうち、スターティングメンバーに名を連ねるセルティック(Celtic)のスコット・ブラウン(Scott Brown)、ショーン・マロニー(Shaun Maloney)やグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)のスティーブン・ネイスミス(Steven Naismith)ら7人がすでに招集を辞退している。

 6日に行われたスコットランド代表の練習初日には体調の整った選手が10人しかいなかったが、バーリー監督は、日本代表との試合には強力なチームを送り込めると確信している。

 バーリー監督は、長距離移動が避けられなかったため選手が招集を辞退したという考えを一蹴し、「今日の練習では5人が参加出来ず、たった10人しかいなかった。彼ら(招集辞退をした選手)に何かを言うのは時期尚早です。いくつか非難はありますが、われわれが知るのは後のことです。試合は土曜日ですから、状況を見守ることにします。万全の状態の選手しか起用しません。われわれにとっては有益な試合です。われわれには来年の欧州選手権2012(Euro 2012)の予選まで6試合しかありませんし、(2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)欧州予選の)マケドニア戦とオランダ戦の2試合を足場にしていきたいと考えています。チームには中核になる選手がいますし、初招集の選手も数人います」と語っている。

 セルティックのダニー・フォックス(Danny Fox)、レンジャーズのケヴィン・トムソン(Kevin Thomson)、バーミンガム・シティ(Birmingham City)のギャリー・オコナー(Garry O'Connor)、リーズ・ユナイテッド(Leeds United)のロバート・スノッドグラス(Robert Snodgrass)らに代わってダンディー・ユナイテッド(Dundee United)のスコット・ロバートソン(Scott Robertson)、代表経験のないハート・オブ・ミドロシアン(Heart of Midlothian)のリー・ウォレス(Lee Wallace)とアバディーン(Aberdeen)のリー・ミラー(Lee Miller)が5日、スコットランド代表に追加招集された。(c)AFP