【9月15日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)南米予選で低迷するアルゼンチン代表を指揮し、激しく批判を浴びているディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が、欧州に旅立ったことが分かった。同監督の主治医が14日、明かした。

 主治医のアルフレド・カエ(Alfredo Cahe)医師は「イタリアの温泉に向けて彼は昨日(13日)旅立った。彼のプライバシーを尊重して、どこの街に行ったかまでは明かせない」と語っている。同医師はマラドーナ監督がイタリアに向かったとしているが、同監督がスペインに向かったと報じているメディアもある。

 9日の南米予選でパラグアイに0-1で敗れたアルゼンチンは、同予選残り2試合としたところで、本大会に自動出場できる4位から転落している。

 マラドーナ監督の渡欧は、14日に行われるカルロス・ビラルド(Carlos Bilardo)総監督、アルゼンチンサッカー協会(Asociacion del Futbol ArgentinoAFA)のフリオ・グロンドーナ(Julio Grondona)会長との会談を欠席することを意味する。

 カエ医師は、マラドーナ監督の渡欧が「運動を行ったり、1週間の休養をとるため1か月前から計画されていた」と強調している。

 アルゼンチンの一般紙ラ・ナシオン(La Nacion)は、マラドーナ監督がイタリア北東部に位置するメラーノ(Merano)に入ったと報じている。報道によれば、今回の滞在は代表戦での好結果を予想したうえで予約されたものだとしている。(c)AFP

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