中村 エスパニョールでの新たなチャレンジに向けスペインへ
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【7月11日 AFP】スペイン1部リーグのRCDエスパニョール(RCD Espanyol)に移籍する日本代表のミッドフィールダー(MF)中村俊輔(Shunsuke Nakamura)が10日、空港で待ち受ける報道陣の取材には応じず、欧州8シーズン目の新たなチャレンジに向けて日本を後にした。
エスパニョールと2年契約を交わす中村は、13日にバルセロナ(Barcelona)で行われる予定の入団会見を控え堅く口を閉ざし、約50人の報道陣に対応することなく成田空港(Narita Airport)を発った。
6月24日に31歳になった中村は、セルティック(Celtic)との契約満了に伴い6月にエスパニョールと契約し、年俸は推定120万ユーロ(約1億5500万円)とされている。
自宅で休暇を過ごした中村は、世間の喧騒(けんそう)を離れメディアに登場することもなかったが、地元の横浜で8日に開催されたサッカークリニックでは200人の子供を前に簡単なトークショーを行っている。
各スポーツ紙は、同イベントで中村が「どんなクラブでも、代表でもまったく同じ。監督、選手、サポーターに自分を証明したい。外国人として扱われるので、スペイン人選手と同じでは使ってもらえない。このことについては何をすべきかを考えなければならない」と語ったと報じている。
プロとしてキャリアをスタートした横浜マリノス(現横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)から2002年にイタリア・セリエAのレッジーナ(Reggina Calcio)に移籍した中村は、レッジーナ入団当初の苦労を思い返し「イタリアは強烈だった」と語り、練習前まで靴を隠されたり、夜中まで食事に連れ出されたりしたことを「彼らは僕の人間性を試したかった」と振り返っている。
日本のメディアは、スペイン移籍は中村にとってリスクを伴うと警鐘を鳴らしている。これまでスペイン1部リーグでは、城彰二(Shoji Jo、レアル・バジャドリード(Real Valladolid、1999-2000)、西澤明訓(Akinori Nishizawa、エスパニョール、2000-2001)、大久保嘉人(Yoshito Okubo、マジョルカ(RCD Mallorca、2004-2005)の3人の日本人選手がインパクトを残せず終わっている。
エスパニョールで中村は、イバン・デ・ラ・ペーニャ(Ivan De La Pena)やルイス・ガルシア(Luis Garcia)ら攻撃的な選手とポジションを争うことになるが、世界最高峰リーグでの経験は日本代表のW杯での戦いにプラスに作用するものと見られている。
先日まで中村は、代表戦の遠征の負担を軽減し、子供を日本で育てるためにJリーグへの復帰を口にしていたが、横浜F・マリノス復帰の最終段階でスペインでプレーするという長年の夢を実現することを選択している。(c)AFP
エスパニョールと2年契約を交わす中村は、13日にバルセロナ(Barcelona)で行われる予定の入団会見を控え堅く口を閉ざし、約50人の報道陣に対応することなく成田空港(Narita Airport)を発った。
6月24日に31歳になった中村は、セルティック(Celtic)との契約満了に伴い6月にエスパニョールと契約し、年俸は推定120万ユーロ(約1億5500万円)とされている。
自宅で休暇を過ごした中村は、世間の喧騒(けんそう)を離れメディアに登場することもなかったが、地元の横浜で8日に開催されたサッカークリニックでは200人の子供を前に簡単なトークショーを行っている。
各スポーツ紙は、同イベントで中村が「どんなクラブでも、代表でもまったく同じ。監督、選手、サポーターに自分を証明したい。外国人として扱われるので、スペイン人選手と同じでは使ってもらえない。このことについては何をすべきかを考えなければならない」と語ったと報じている。
プロとしてキャリアをスタートした横浜マリノス(現横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)から2002年にイタリア・セリエAのレッジーナ(Reggina Calcio)に移籍した中村は、レッジーナ入団当初の苦労を思い返し「イタリアは強烈だった」と語り、練習前まで靴を隠されたり、夜中まで食事に連れ出されたりしたことを「彼らは僕の人間性を試したかった」と振り返っている。
日本のメディアは、スペイン移籍は中村にとってリスクを伴うと警鐘を鳴らしている。これまでスペイン1部リーグでは、城彰二(Shoji Jo、レアル・バジャドリード(Real Valladolid、1999-2000)、西澤明訓(Akinori Nishizawa、エスパニョール、2000-2001)、大久保嘉人(Yoshito Okubo、マジョルカ(RCD Mallorca、2004-2005)の3人の日本人選手がインパクトを残せず終わっている。
エスパニョールで中村は、イバン・デ・ラ・ペーニャ(Ivan De La Pena)やルイス・ガルシア(Luis Garcia)ら攻撃的な選手とポジションを争うことになるが、世界最高峰リーグでの経験は日本代表のW杯での戦いにプラスに作用するものと見られている。
先日まで中村は、代表戦の遠征の負担を軽減し、子供を日本で育てるためにJリーグへの復帰を口にしていたが、横浜F・マリノス復帰の最終段階でスペインでプレーするという長年の夢を実現することを選択している。(c)AFP