【6月26日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が、高額契約にサインした。

 アルゼンチンのメディアは25日、マラドーナ監督が年俸120万ドル(1億1500万ドル)、月給10万ドル(約1150万円)で2008年11月から2009年10月までの1年間にわたる契約を結んだと報じている。

 2008年11月に代表監督に就任したものの、これまで契約を結んでいなかったマラドーナ監督は、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の南米予選が終了する2009年10月まで指揮を執ることとなり、本大会出場が決まれば、マラドーナ監督の契約は更新されるとみられている。

 以前代表監督を務めたダニエル・パサレラ(Daniel Passarella)氏、マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)氏、ホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)氏やアルフィオ・バシーレ(Alfio Basile)氏らは月額4万から5万ドル(約380万から480万円)の給与だったため、多くの人の関心を引くものとみられる。

 アルゼンチンサッカー協会(Asociacion del Futbol ArgentinoAFA)は、マラドーナ監督の就任により親善試合で多くの観客を集め、チームスポンサーに利益をもたらすなど、代表チームに好影響を与えていることを強調して高額報酬を正当化している。

 アルゼンチン代表は現在南米予選で4位につけており、マラドーナ監督は批判を浴びている。同大陸予選で5位に終われば大陸間プレーオフに回ることとなり、6位以下は本大会に出場できない。(c)AFP