日本代表に誕生した新星、山田直輝
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【5月29日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)アジア最終予選を控える日本代表に、4-0で勝利した27日のチリ戦で明るい未来を予感させる国際デビューを飾った18歳のミッドフィールダー(MF)山田直輝(Naoki Yamada)という新星が誕生した。
4月に浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)のユースからトップチームに昇格した山田は、チリとの親善試合で負傷した玉田圭司(Keiji Tamada)に代わって前半39分からピッチに立つと、後半ロスタイムにはVVVフェンロ(VVV Venlo)に所属する本田圭佑(Keisuke Honda)のチーム4得点目をお膳立てした。
18歳327日でAマッチデビューを飾った山田は、アシストの場面で自らシュートを狙っていれば、1977年に金田喜稔(Nobutoshi Kaneda)氏が記録した19歳119日の代表最年少得点記録を更新する可能性もあったが、決定機を作りチームのことを考えていると賞賛を集めた。
Jリーグで今季10試合に出場し1得点を挙げている山田は「(アシストは)確率が高い方をといつも考えているので、その結果です」と語っている。
また、岡田武史(Takeshi Okada)監督は「デビュー戦でここまでやってくれるとは思っていなかった。ミスもあったが、ほどほどではなくチャレンジして素晴らしいプレーだった」と山田を称賛した。
4大会連続のW杯出場にあと1勝と迫っている日本は、6月のウズベキスタン、カタール、オーストラリアとの最終予選を前に、31日にはベルギーと親善試合を行う。
日本のメディアは山田を惜しみなく称賛し、2得点を挙げた岡崎慎司(Okazaki Shinji)ではなく山田を一面に使うスポーツ紙もあった。
「直輝、18歳アシストデビュー」と見出しを打った日刊スポーツ(Nikkan Sports)は、山田を「秘密兵器」と名づけた。
浦和レッズでの素晴らしいパフォーマンスで全国的な注目を集めた山田は、チリ戦の前半終了間際に左足でピンポイントのクロスを送り、岡崎にハットトリックのチャンスを演出したが、同選手のヘディングシュートは枠を捉えられなかった。
試合終了まで残り約1分の場面で山田は、途中出場の矢野貴章(Kisho Yano)からゴール前でパスを受けると、シュートと見せかけてゴール右の本田にパスを通し、得点を演出した。
身長166センチの山田は、何度もチリの選手に体を寄せられてピッチ上では目立つ存在ではなかったが、長居スタジアム(Nagai Stadium)を訪れた4万4000人の観客はそのスタミナに驚嘆の声を上げた。
スポーツニッポン(Sports Nippon)は「山田の最大の武器は華麗なパスでも豪快なドリブルでもない。豊富な運動量で相手の嫌がる局面に顔を出す」と報じている。
父の隆さんがかつてマツダ(現サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)でプレーした経験を持つ山田は「W杯はサッカーを始めた時からの夢だった。少し現実に近づいたかな」と語っている。(c)AFP/Shigemi Sato
4月に浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)のユースからトップチームに昇格した山田は、チリとの親善試合で負傷した玉田圭司(Keiji Tamada)に代わって前半39分からピッチに立つと、後半ロスタイムにはVVVフェンロ(VVV Venlo)に所属する本田圭佑(Keisuke Honda)のチーム4得点目をお膳立てした。
18歳327日でAマッチデビューを飾った山田は、アシストの場面で自らシュートを狙っていれば、1977年に金田喜稔(Nobutoshi Kaneda)氏が記録した19歳119日の代表最年少得点記録を更新する可能性もあったが、決定機を作りチームのことを考えていると賞賛を集めた。
Jリーグで今季10試合に出場し1得点を挙げている山田は「(アシストは)確率が高い方をといつも考えているので、その結果です」と語っている。
また、岡田武史(Takeshi Okada)監督は「デビュー戦でここまでやってくれるとは思っていなかった。ミスもあったが、ほどほどではなくチャレンジして素晴らしいプレーだった」と山田を称賛した。
4大会連続のW杯出場にあと1勝と迫っている日本は、6月のウズベキスタン、カタール、オーストラリアとの最終予選を前に、31日にはベルギーと親善試合を行う。
日本のメディアは山田を惜しみなく称賛し、2得点を挙げた岡崎慎司(Okazaki Shinji)ではなく山田を一面に使うスポーツ紙もあった。
「直輝、18歳アシストデビュー」と見出しを打った日刊スポーツ(Nikkan Sports)は、山田を「秘密兵器」と名づけた。
浦和レッズでの素晴らしいパフォーマンスで全国的な注目を集めた山田は、チリ戦の前半終了間際に左足でピンポイントのクロスを送り、岡崎にハットトリックのチャンスを演出したが、同選手のヘディングシュートは枠を捉えられなかった。
試合終了まで残り約1分の場面で山田は、途中出場の矢野貴章(Kisho Yano)からゴール前でパスを受けると、シュートと見せかけてゴール右の本田にパスを通し、得点を演出した。
身長166センチの山田は、何度もチリの選手に体を寄せられてピッチ上では目立つ存在ではなかったが、長居スタジアム(Nagai Stadium)を訪れた4万4000人の観客はそのスタミナに驚嘆の声を上げた。
スポーツニッポン(Sports Nippon)は「山田の最大の武器は華麗なパスでも豪快なドリブルでもない。豊富な運動量で相手の嫌がる局面に顔を出す」と報じている。
父の隆さんがかつてマツダ(現サンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)でプレーした経験を持つ山田は「W杯はサッカーを始めた時からの夢だった。少し現実に近づいたかな」と語っている。(c)AFP/Shigemi Sato