【12月23日 AFP】(一部訂正)東京が2016年夏季五輪の招致に動いている中、日本サッカー協会(Japan Football AssociationJFA)の犬飼基昭(Motoaki Inukai)会長が2018年と2022年に行われるW杯の開催国に立候補することを明言したと22日に報じられた。

 犬飼会長は、2018年と2022年のW杯開催国を同時に決めるという国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)の決定を受けて「挑戦したい」と語っている。日本は韓国と2002年大会を共催している。

 FIFAは2007年にW杯本大会開催国の6大陸持ち回り制を廃止した。

 マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がリーガ・デ・キト(LDU Quito)を1-0で下し優勝を決めた08クラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2008)の決勝戦が行われた21日に、犬飼会長は「(6大陸持ち回り制の廃止は)全ての国が(招致を)歓迎されていることを意味し、日本も立候補するつもり」と語っている。

 さらに犬飼会長は「東京で五輪が開催されればスタジアムやトレーニングセンターが整備されるだろう」とも語っており、日本でW杯を開催するためにはクラブW杯や前身であるインターコンチネンタル・カップ(トヨタカップ、Toyota European/South American Cup)の会場として使用された国立競技場をはじめ、主要スタジアムの整備が必要とされる。

 また犬飼会長は、2016年夏季五輪の開催地が決定される2009年9月以降に、協会が最終決定を下すことになると明かしている。2016年夏季五輪の開催国には東京、シカゴ(Chicago)、マドリード(Madrid)、リオデジャネイロ(Rio de Janiero)が立候補している。

 2018年と2022年のW杯開催国は、2010年12月に決定される。(c)AFP