【8月30日 AFP】UEFAスーパーカップ2008(UEFA Super Cup 2008)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)対ゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)。試合はゼニト・サンクトペテルブルクが2-1でマンチェスター・ユナイテッドを下した。

 この試合でマンチェスター・ユナイテッドのポール・スコールズ(Paul Scholes)は、試合終了間際の故意のハンドでこの試合2枚目のイエローカードを受け、主審に退場を命じられた。これにより、スコールズはサッカー欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)のグループリーグ第1節で出場停止となった。

 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督(Alex Ferguson)は「スコールズが退場になったことは残念なことで、さらに彼はチャンピオンズリーグの初戦を欠場することになった。少し不運だったが起こってしまったことだ」と試合後に語っている。スコールズは、9月17日に行われるグループEの初戦、ビジャレアル(Villarreal FC)戦を欠場する。

 ファーガソン監督は、腱炎に苦しみ2008年5月以来試合出場の無いオーウェン・ハーグリーブス(Owen Hargreaves)が、ここ10日間でスピードトレーニングを行っていたものの、試合に出場できなかったことが残念だったとも話している。

 ゼニト・サンクトペテルブルクは、チャンピオンズリーグとUEFAカップの王者同士で行われる年一度の試合でより優れたチームだった。ファーガソン監督は、ラツィオ(SS Lazio)に0-1と敗れた1999年のように試合を軽々しく扱わないと約束し、未だ手術からの回復中でスタンド観戦となったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)以外のスター選手が試合に出場した。しかし、ゼニト・サンクトペテルブルクは、前半44分にパベル・ポグレブニャク(Pavel Pogrebnyak)が先制点を挙げると、迎えた後半14分にダニー(Daniel Miguel Alves Gomes 'Danny')が追加点を決め、マンチェスター・ユナイテッドの反撃を後半28分のネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)の1点に抑えた。(c)AFP