【7月18日 AFP】サッカースペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ（Vicente del Bosque）新監督が就任記者会見に臨み、欧州選手権2008（Euro 2008）を優勝したフリア・ロハ（La Furia Roja、 スペイン代表の愛称）の輝きを保ち続けるという高い目標を掲げた。

　ルイス・アラゴネス（Luis Aragones）前監督の後任となったデル・ボスケ新監督の初戦は8月20日に行われるオーストリア戦となる。

　欧州選手権2008で44年ぶりとなるスペインの優勝が、2010年サッカーW杯南アフリカ大会（2010 World Cup）での高い望みを抱かせるのは自然であるとしたデル・ボスケ監督は記者会見で「スペインはそのプレーで頂点まで駆け上った。目標はこのスタイルを保つことだ」と語った。

　アラゴネス政権下では、レアル・マドリード（Real Madrid）に所属するラウル・ゴンザレス（Raul Gonzalez）の冷遇が注目されたが、そのラウルを招集する可能性があるかどうかを尋ねられたデル・ボスケ監督は「全選手に平等なチャンスがある」と答えている。

　欧州選手権2008でのスペイン代表の快進撃のような調和を持続させる必要性を強調したデル・ボスケ監督は、9月6日にボスニア・ヘルツェゴビナとのW杯南アフリカ大会予選初戦を迎える。2年契約を結び、W杯出場を狙うデル・ボスケ監督は代表チームが「最大限を求める事」が出来ると、2010年に向けての大きな望みを語った。(c)AFP