【6月20日 AFP】(写真追加、記事更新)サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)準々決勝、ポルトガル対ドイツ。試合はドイツが3-2でポルトガルを下し、準決勝進出を果たした。

 5ゴールが生まれたスリリングな試合でポルトガルが策に溺れ、前半22分にバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)、同26分にミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)、そして後半16分にミヒャエル・バラック(Michael Ballack)がゴールを決めたドイツがベスト4に歩を進めた。

 大方勝利を挙げると思われていたポルトガルは、前半40分にヌノ・ゴメス(Nuno Gomes)が、後半42分にはエルデル・ポスティガ(Helder Postiga)がゴールを決め、終了間際には同点に追いつくかと思われたが、常に後手に回った。

 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)やデコ(Deco)を筆頭としたポルトガル攻撃陣は、ドイツの守備陣に抑え込まれ、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督の戦前の最悪の予想は現実のものとなってしまった。

 試合後にシュバインシュタイガーは「最高のチームだ。ポルトガルにプレッシャーを与え続けた。ベンチ入り禁止処分を受けてスタンドで観戦していたヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督の為に戦った」と語り、バラックは「勝利に値すると思う。スタートが本当に良かった。フォーメーションを変えたことでコンパクトになって、特に前半は素晴らしく良いプレーができた」と試合を振り返っている。(c)AFP